Denarius / 銀貨
発行者:クィントゥス・カエキリウス・メテッルス・ピウス(Q. Caecilius Metellus Pius)
発行年:紀元前81年頃、北イタリアまたはヒスパニア造幣所
重量:4.05 g
サイズ:18 mm
ダイ軸(Die Axis):2h
表銘文
PIETAS(ピエタス)像
右向きのピエタス(敬虔・孝の女神)の頭部。前方にコウノトリ(stork)が歩く。
→ 「ピウス(敬虔なる者)」の名の語源であり、亡命した父を救出した孝行の逸話を象徴。
裏銘文
Q·C·M·P·I
象(エレファス)が左を向いて進む。下部に銘文。
→ メテッルス家が第二次ポエニ戦争でカルタゴ軍の象を捕獲したことに由来し、家門の武勲とローマの勝利を誇示している。
歴史的背景
クィントゥス・カエキリウス・メテッルス・ピウスは、スッラの最も忠実な副官として知られる軍人・政治家であり、紀元前83〜72年の内戦期においてヒスパニアで強大なポンペイウス軍と共闘し、マリウス派に対抗して共和政の秩序を守ろうとした。
「Pius(敬虔な)」の名は、追放された父(Q. Caecilius Metellus Numidicus)の帰還を神々と元老院に訴えて実現した孝心に由来する。
彼の治世後も家系は続き、のちにスキピオ・メテッルス家としてカエサル派と戦う。
このデナリウスは、家門の伝統(象)と個人の徳(ピエタス)を融合した顕彰貨であり、スッラ体制の「秩序と信義」の象徴とみなされる。
文献番号
Crawford 374/1
Sydenham 750
BMCRR Spain 43–46
RSC Caecilia 43
RBW 1396
分類
Roman Republic, Denarius, Metellus Pius (Crawford 374/1)
※コインのみになります。
写真のコレクションボックス等は付属しません。
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