デナリウス / 銀貨
発行者:マルクス・ユニウス・ブルートゥス(養父家名で「Q. Servilius Caepio Brutus」と表記)、ルキウス・セスティウスと共に
発行年:紀元前43–42年、ブルートゥス軍移動造幣所
重量:3.78 g
サイズ:20 mm
ダイ軸(Die Axis):不明(例:6h)
表銘文
Q – L·SESTI·PRO
「クィントゥス・(=マルクス)・ブルートゥス」と「ルキウス・セスティウス(プロプラエトル)」を示す。
図像(表)
ヴェールをかぶり、月桂冠を戴いたリベルタス(自由の女神)の胸像、右向き。
→ ブルートゥスが掲げた「自由回復」の理念を象徴。
裏銘文
Q·CAEPIO·BRVTVS·PRO·COS
「Q. Caepio Brutus(=ブルートゥス)執政官代行」の意。
図像(裏)
三脚台(tripod)の両脇に斧(左)とシンプルム(右)。
→ 宗教的・祭儀的権威を強調し、正統なローマの伝統に則る姿勢を示す。
歴史的背景
このコインはカエサル暗殺後の内戦期に、ブルートゥスがルキウス・セスティウスと共に発行したもの。銘文上は「Q. Caepio Brutus」となっているが、これは養父の家名を継いだ呼称であり、実際はカエサル暗殺者で有名な マルクス・ユニウス・ブルートゥス本人 を指す。
表のリベルタス像はカエサル暗殺を「ローマの自由を回復する行為」と正当化する思想を示し、裏面の祭器類は宗教的正統性を訴える。ブルートゥスは紀元前42年のフィリッピの戦いでアントニウスとオクタウィアヌスに敗れ、自ら命を絶つが、その理念と行動は「Et tu, Brute?(お前もかブルートゥス)」の言葉と共に後世に語り継がれた。
文献番号
Crawford 502/2
Babelon Julia 37, Sestia 2
RRSC D281.1
分類
Roman Republic, Denarius, Brutus & Sestius (Crawford 502/2)
※コインのみになります。
写真のコレクションボックス等は付属しません。
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